就職面接で高卒の自分をアピールするコツ
まずは身だしなみから!面接官の視覚にアプローチ
最初に行うのは、面接官の視覚に対して好印象を抱かせるため、身だしなみを整え良い服装を選ぶことです。最適な服装はスーツが一番なので、着るのが1回だけだとしても1着くらいは用意しておいて損はありません。第一印象だけでもかなりの効果が期待できることから、面接を有利に進めることができます。
何故効果があるのかと言いますと、実は人間が持つ知覚の83%が視覚から来ているからです。簡単に説明すると、目で見てそれがどういうものかを認識して、悪いと感じれば駄目と判断し、逆に良いと判断すれば優良と見る仕組みです。そのため、見た目が良ければ良いほど面接官が好印象を抱く結果につながります。
あと、目の下にクマがついていたり、寝癖があったりするとよくないから、面接の前日は夜更かしせず早めに寝るべきです。十分睡眠を取れば健康を示す顔つきになるため、面接官が体調管理ができる人だと見てくれます。
ビジョンを明確に自分のアピールをしよう!
自己紹介を済ませた後は最初に志望動機を述べることになります。この時に重要なのは、自己PRとごちゃ混ぜにしないようにはっきりと述べることです。前もって面接時に何を言うのかを紙に書いて暗記したり、家で発声の練習をしたりすれば対策につながります。
もし商業高校や工業高校などで滞在中に、何らかの資格を身につけたのなら、きちんと面接官に伝えれば役立ちます。例えば簿記の資格を高校滞在時に取り、事務の仕事を募集している会社へ面接に行ったとします。自身の将来と展望を良くするため、資格を取得したと面接官に言えば有望な人材だと判断してくれる可能性が高まるでしょう。仕事が未経験で実績はなかったとしても、資格があるだけでも大きく違うからです。
体格が立派でも資格が全くない場合は、志望動機と自己PRをはっきりと述べるだけでも構わないです。面接官の顔を直視しながら気持ちを込めてやる気を見せる発言をし、将来の展望に伴う何かを言えば喜んでくれます。体つきが優れていることから、少しずつ実績を積んでいけば戦力になるとみなしてくれるからです。また、高校卒業直後で10代と年齢的に若いため、資格の勉強もできると面接官は見てくれます。
体格面で優れていなくても、将来のビジョンを自己PRにしっかりと入れて自分をアピールすれば、良い人材だと認識してくれます。10代という若さで自分がどんな風になって、将来にどうなるのかを明確に予想する人は稀だからです。仮にバイトの経験があり、その経験が面接に出向いた会社と関係があるのなら、実績と見てくれることもあります。
どんな場合でも大事なのは、面接官に気持ちを込めながらはっきりと物を言うことです。お腹の底から声を出して理解しやすい言葉で志望動機を述べ、次いで自己PRを正しく行えば、悪く受け止めることはまずありません。あと、少しくらいの失敗なら大目に見てくれる場合が多いので、失敗を恐れずに面接へ挑んでみましょう。